手指の巧緻性について考えてみよう

<手指の巧緻性について考えてみよう>

指先にある神経は脳に直結しているといわれ、指先を使った遊び・運動は脳を活性化させていきます。有名な哲学者のカントは「人間の手は外部の脳」といっているほど指先を使うことはとても良いことです。

巧緻性
手先の器用さや、巧緻の度合いなどを指す表現。
(Weblio辞書より)

巧緻性は簡単に言えば手先の器用さ、折り紙を折ったり絵を描いたり、指先を使った作業が上手に出来ているかということ。

生まれたての赤ちゃんは手を思いっきりグーパーしていますが、年齢が上がれば物を掴むことができ、鉛筆や箸が持てるようになり、ハサミや文房具を使い、紐を結んだりボタンを留めることができるようになり、巧緻性はどんどん伸びていきます。

毎日の生活でも必要な事ですし、遊びの中からこういった能力を高めていくこともできるので、テレビやゲームで遊ぶよりも、手先を使った遊びをしてみてはいかがでしょうか。

手先を使った遊びをしよう

○折り紙
場所を問わず親子で楽しく遊べると思います。折り込みチラシでも使い終わったプリントでもなんでも折り紙として代用することもできますし、出来たもので遊んだり、頑張って折った作品を飾ったりしてみましょう。つくるものに合わせて色を選んだり好きな色を選んで遊ぶことができるのも良いですね。
はじめは簡単な山折り・谷折りなどからはじめ、徐々に角を合わせたり複雑な折り方をしながら形あるものをつくっていきましょう。

○あやとり
あやとりも紐があればすぐに遊べます。
ある程度の長さの紐を用意して簡単な形からチャレンジしてみましょう。子供の想像力も身に付き、いろいろ遊んでいるうちに面白いものができるかもしれません。親子で片手づつひとつの紐で遊ぶのも楽しいと思います。

○紐むすび・輪ゴムつなぎ
紐や輪ゴムを使って結んだりつないだりして遊びます。色々な結び方がありますので、教えながら手先を使って遊んでみましょう。上手にできるようになったら、箱を結んでみたり輪にしてつないでみたりいろいろなものを結んじゃいましょう!

○一人じゃんけん
自分の右手と左でやるいわゆる「一人じゃんけん」。
右手だけずっと勝ち続けたり、交互に勝つようにしたりして遊びましょう。大人でもちょっと難しく頭が混乱してしまうので是非一緒にチャレンジしてみましょう。

○ハサミを使う
ハサミは正しい使い方をしないとけがをしてしまいます。使い方を教えながら紙をきる練習をしてみましょう。まっすぐ切ったり、ジグザグに切ったり、何かの形をイメージして切り絵のように動かしてみたり、ハサミひとつで楽しく遊ぶことができます。ハサミを使うときは必ず保護者の方が一緒にいるようにしましょう。

日常生活の中

毎日生活をしていれば自然と体の様々なところを使います。
当然ですが指先を使う動作も非常に多くあります。

例えば、
・食事の時に箸を使う
・鉛筆やクレヨンなどを持つ
・着替えた服やハンカチをたたむことができる
・ボタンを留めたり外したりすることができる

上記のようなことは成長に合わせてできるようになってきますので、子供の成長に合わせて焦らずに取り組んでいきましょう。

小学生になればある程度の事は自分でできなければいけなくなります。巧緻性を伸ばしながらやり方のアドバイスや正しい使い方などを教えていくことで、子供はしっかりと指先を動かしていくことができるようになるでしょう。

また、普段の生活の中でこういったことに注目してみると子供の成長を感じることができると思います。

遊びでも生活の中でも親子で一緒に楽しみながら手指の巧緻性を伸ばしていきましょう。

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