「褒める」と「叱る」のバランス
<「褒める」と「叱る」のバランス>
・子供は褒めて伸ばそう
・褒めることで子供は伸びる
良く子育てでは「褒めて伸ばす」ということが聞かれます。もちろん「褒める」ことはとても良いことだと思いますし、基本的に「褒めて」あげることで子供は伸びていく部分がかなりあるでしょう。
しかし一方で「叱る」ことできちんとしたルールやマナーを守ることができるようになったり、「叱られる」経験そのものが大切な事もありますよね。
「褒める」と「叱る」のバランスについて考えてみたいと思います。
「褒める」と「叱る」のメリット・デメリット
「褒める」と「叱る」のメリット・デメリットについて。
「褒める」
<メリット>
・自分に自信を持つことができる
・親への信頼や自己肯定感が生まれる
・幸福感や安心感を得ることができる
<デメリット>
結果や褒めるだけの子育て、褒め方を間違えると、いつも褒められるための行動をしたり、自分の力を過信したリ、褒められないことで自信を失ってしまうこともあります。
「叱る」
<メリット>
・間違いに気づき正そうとする姿勢が身につく
・大切な事、重要なことが分かるようになる
<デメリット>
親子関係の悪化、叱られすぎることでの萎縮・消極的な行動、自己肯定感の低下などがあります。
簡単にメリットとデメリットを上げてみました。もちろんほかにもいくつかあると思いますが、「褒める」にしても「叱る」にしても100%偏るのではなく、ほどほどが一番良いのではないかと思います。
「褒める」と「叱る」のバランスを考えよう
結論から言えば、小難しく考えるよりも「褒める」を基本として「叱る」ときにはしっかり対応をする方針が良いと思います。
褒めてばかりだと子供が自信過剰になったり褒められるための行動をとるようになります。ダメなときにはしっかりと叱ることで、大切な事を教えながら親が子供の事をみている安心感も得られると思います。
成長するにつれて子供は多様な行動・言動をとります。間違えやルールを教えるためにちゃんと「叱る」ことができなければ、誰の言うことも聞かなくなったり周りとのコミュニケーションも取りづらくなってくることでしょう。
「褒める」ことを基本として「叱る」子育て。
実践してみると「褒める」場面のほうが「叱る」場面より多くなります。
どちらに偏るのではなく、頑張ったとき、ちゃんとできたとき、正しいことをした時はしっかり褒め、叱る場面では強い意志をもって叱るようにしましょう。