ノーメディアデーの取り組み
<ノーメディアデーの取り組み>
現代社会はあらゆるメディアに囲まれています。
テレビ・ゲーム・スマホ・タブレット・PC・・・、毎日テレビ・DVDをみたり、ゲームで遊んでいる幼児もいると思います。
居間に集まればテレビがついているのが当たり前の時代ですが、メディアが子供に与える影響を危惧している保護者の方も多いのではないでしょうか。
以前も当サイトで書きましたが(→幼児期とメディアについて)日本小児科医会では、運動不足、睡眠不足、コミュニケーション能力、言葉や心の発達などへの影響があるとしています。
こういった現状から全国でいわゆる「ノーメディア」の動きが広がっており、特に幼児期の子供のいる家庭では考えていきたい問題でもありますので、ご家庭でメディアとの向き合い方を考えてみてはいかがでしょうか。
「ノーメディアデー」をつくってみよう!
メディアと離した生活を送ることは現実的には難しいことですし、これだけ社会に各種メディアがあるのですから正しい使い方や利用方法を教えていくことも大切。
ノーメディアといっても頑なにメディアと切り離した生活を送るのではなく、「ノーメディアタイム」「ノーメディアデー」のように時間や日にちを決めてメディアとのかかわりを考えていくことが現実的です。
週に1回、月に1回でもメディアをみない日を作るだけでも毎日の生活習慣も変われば親子のコミュニケーションも増えます。○時~○時の間はテレビを見ないという約束事をすることで、規則正しい生活を送ることもできるでしょう。食事中は必ずテレビを消すという取り組みからはじめても良いと思います。
だらだらとテレビ・DVDをみたり長時間ゲームに没頭する時間を他の事に利用することで子供の視野も広がっていくのではないかと思います。
親子の時間をつくろう
一概にノーメディアを実施したからといってその効果を推し量るのは難しいかもしれませんが、少なくとも家族のコミュニケーションや会話は多くなると思います。
親子のコミュニケーションは幼児期の成長に大切な要素。
一緒に遊んだりお勉強をしたり、メディアに関わらないぶんそれぞれの家庭で考えて有意義な時間を過ごすことができます。
普段テレビを見て過ごしている時間にできた余白。その余白時間を使って親子で楽しく過ごすだけでもノーメディアの意義はあります。今の年代でしかできないこともありますし、家族の大切さを再認識できる時間をつくることができると思います。
メディアとの関わり方も教えていこう
テレビがあるのに「見るな!」といってもただ単に理不尽なだけです。
様々なメディアがあるからこそ、正しい利用の仕方やメディアとのかかわり方を教えていくことも大切な事。
年中さん・年長さんあたりになれば色々なことが分かってきますので、メディアとの関わり方をちゃんと教えれば理解することができます。
社会生活の中でテレビをはじめスマホやPCなどの端末も必要不可欠。今後小学生・中学生になればなおさらメディアが身近になります。幼児期はその基礎段階としてメディアに依存しない生活を送ることが必要な事ではないでしょうか。
もちろん各ご家庭での考えや方針があると思いますので、生活を振り返ってみてメディアとのかかわり方を考えてみると良いと思います。