壁やできないことこそ成長の種
<壁やできないことこそ成長の種>
幼児教材を使っていると子供なりの壁に当たることがあります。
大人からみれば小さく低い壁でも、子供にとっては大きく感じるものです。
誰でもできないことはあります。幼児期であればなおさらです。
できないことをクヨクヨ悔んだり、「何でできないの!」と叱ってしまっては子供の成長を止めてしまうだけ。
壁やいわゆる「できないこと」などに出会った時にこそ、子供の成長の種だと思って子供の頑張りや気持を後押ししてあげるようにしましょう。
子供の成長を止めない対応
できないことを「何でできないの!」といったところで、子供は「できないことはできないもん!」と思い学ぶことや勉強に対する意欲の減退やチャレンジする力などを伸ばしていくことができなくなってしまいます。
子供なりの壁やできないことに出会った時に子供の成長を止めないような接し方を考えてみましょう。
○できること、できたことに目を向ける
子供ができることに目を向けていくようにすると親にもゆとりが生まれて「しょうがないか」「まだできないのは当然」と思えるようになります。できること、できたことを褒めてあげることで子供もうれしく、さらにチャレンジしていこうという意欲や自己肯定感が生まれるでしょう。できないことにこだわるのではなく、できることに目を向けて子供の成長を後押ししていきましょう。
○チャレンジしたことを褒めてあげる
結果的に出来なかったことに対してチャレンジしたことやがんばったことなどの過程を褒めてあげましょう。できなかったことに対して意見をするよりも、頑張ったことを話してあげるだけで子供は「また頑張ろう!」という次へのステップに進むことができると思います。大人でもできないことを言われるとイヤになるものです。チャレンジしたことは素晴らしいことであり、幼児期だからこそ何事にもチャレンジする力を伸ばしていきましょう。
○「親も一緒に」のスタンス
子供一人で考えて超えられる壁であればいいですが、親がそっと手を差し伸べることで子供は安心感を感じて次に進んでいくことができます。アドバイスをする、一緒に考える、一緒にやってみる、親がそばにいて一緒に進んでいくだけで壁はとても低く感じることでしょう。「無理かも」「絶対できない」と考えていたことでも、やればできるという気持ちを起こすことができます。
「できなくて当たり前」ぐらいのゆとりを!
周りの子供ができていたり、育児書や成長の目安に載っていることができていないと不安になる気持ちも分かりますが、子供それぞれの成長過程をみていくことが大切な事だと思います。
だれ一人同じ環境で育っているわけではありません。周りの子供ができていても「それはそれ」として自分の子供なりの成長ができるようにゆとりを持って対応していきましょう。
焦ってしまうと逆効果で成長を止めてしまう可能性もあります。子供が自ら発信したいことも親が先回りしてしまうことも考えられます。
その子供なりの成長ができるように、「できなくて当たり前」ぐらいの余裕をもって接していくことが必要ではないでしょうか。ゆとりがあれば楽しく子供との時間を過ごすことができますし、そこから子供はさらに成長ができるようになると思います。