幼児教育の重要性

＜幼児教育の重要性＞

多くの家庭で実践している幼児教育。幼児教育の必要性や重要性はどういったところにあるのでしょうか。

長い人生のうちのほんの数年間の幼児期の重要性についていくつかの視点から考えてみたいと思います。まだまだ学習をするということにおいて難しいことがありますが、どういった方向性で幼児期の教育を進めていくのかも考えましょう。

幼児教育において最も大切なのは将来的に伸びていく力と人間形成の基礎をつくること。6歳までに脳は90％ほど完成するということをよく聞きますが、知性・情操・才能の芽を培う最も重要な時期が幼児期なのです。

言い換えれば、幼児教育は生涯にわたる人間形成の基礎を培うものなのです。

情動は、生まれてから5歳くらいまでにその原型が形成されると考えられるため、子どもの情動の育成のためには乳幼児教育が重要である

（情動の科学的解明と教育等への応用に関する調査研究協力者会議より）

上記の調査研究協力者会議では、幼児期は母親をはじめとして家族からの愛情を受けて安定した情緒を育てること、情動の基盤を育てることがとても重要だと記載されています。

遊び・生活などを通して幼児期は日々様々な事を吸収して成長していきます。

それは知的な発達だけでなく、心・情操の発達、社会性の発達、運動能力の発達など多岐にわたり、個の人間を形成していく基盤になります。

幼児教育においても知的な活動だけを伸ばすのではなく、生活習慣・心の育成なども合わせたバランスの良い取り組みが求められます。「幼児教育」＝「学習」のイメージがある方もいるかもしれませんが、本当の意味での幼児教育とは幅広い能力をバランスよく伸ばすことで健やかな成長を促していくことであると思います。

幼児期に豊かな感性・様々な経験・考える力などを育て、学ぶこと・生きることの基礎となる自ら解決していく力を引き出すことができるようになります。好奇心・探求心・意欲・自立・自律などの基礎も幼児期に土台ができるのです。

将来的にいくら勉強ができたからといってバランスの良い能力がなければ不安定な成長につながることもあります。そして幼児教育には親をはじめ家庭環境もとても大切な要因だと認識しておく必要があります。

さて、幼児教育の重要性は多方面でも言われていることですので認知している家庭も多いと思いますが、いざ家庭でどのように実践していけば良いかわからないという方も多いでしょう。

まず大前提として幼児教育は早期教育ではありません。習い事や詰込み型の教育というよりも子供とふれあい才能を伸ばしていくことに重点を置いて考えていきましょう。

答えからいえば、どういった取り組みが良いかは各家庭ごとに異なります。

それは生活環境や家族構成などが違うからです。
「○○は良いよ」と聞いたところで実践できる家庭もあれば、時間的・金銭的なことで実践が難しい場合もありますよね。

幼児教育を実践するにあたり大切な事はその家庭なりの取り組み方なのです。両親仕事があり子供と接する時間が少ない場合でも、子供との時間を大切にしていけば充実した教育ができると思います。

まずは子供の成長に最適な環境をつくる事からはじめましょう。教材を利用したり、コミュニケーションをとることを大切にしたり、楽しくおもいっきり遊べる環境をつくったり、子供が伸びていくことができるような環境づくりを考えてみましょう。

決して無理をすることはないと思います。身の丈に合った・・・といったら語弊があるかもしれませんが、上記にもありますが愛情をもって接することを第一に考えていけば良いでしょう。

子供の事を考え、その家庭の方針を考えて取り組んでいきましょう。
幼児教育は親子で一緒に楽しみながら子供の能力の芽を育てていくことなのです。

2016年03月02日 [幼児教育]

サブコンテンツ