子供が「出来ない!」「難しい!」と言う問題の対応!
<子供が「出来ない!」「難しい!」と言う問題の対応!>
教材を進めていくと必ずといって良いほど「難しい」「分からない」「出来ない」という問題があると思います。
例えば、文字・数字を書くことや色塗り・線引が上手に出来なかったり、まちがいさがしでなかなか相違点を見つけることができなかったり、出題の意味が分からなかったり、度々こういったことに直面することがあります。
こういった場合はどういう対応が望ましいのでしょうか。
いくつかこのような問題に対するアプローチを考えてみたいと思います。
まずはじめに、やってはいけないことを考えましょう
最初に考えたいのはできない問題があった時に親としてやってはいけないことを考えてみましょう。例えば下記のようなことがあります。
「何でできないの?」「簡単な問題なのに!」などの言動
怒る・できるまでやらせるといった威圧的・強制的な行動・言動
このようなことはできるだけ避けていかなければいけません。
問題ができなくても、出題通りの答えを導くことができなくても、目先の出来・不出来よりも、学ぶことの楽しさ・面白さを大切にしていくことが必要です。
子供が学ぶことに意欲をもって取り組んだり、興味・関心を色々なものに向けられるようなスタンスで取り組むことが重要だと思います。
1、親子で一緒にチャレンジしてみる
子供が「出来ない!」「難しい!」という問題は親子で一緒にチャレンジしてみましょう。
基本的にどの教材も親子で取り組むことを前提として制作されています。親も一緒に考えたり書いてみたりしながら子供と一緒にやってみましょう。
例えばひらがなの「ぬ」「め」「わ」「れ」といった似ている文字や「あ」「む」「を」などちょっと書き方が難しい文字。薄い線で書かれたお手本のなぞり書きの時は上手に出来ても、お手本がない状態だと上手に掛けずに難しいという子供も多くいると思います。
そういった場合は横にお手本を描いてみたり、一緒にえんぴつをもって書いてみたりすると良いと思います。
2、親が答えを書き込む
出来ない問題を無理に取り組ませてしまうのではなく、親が答えを言ったり書き込んだりしても良いと思います。
親子で一緒に考えたりやってみたりしても、子供自身は嫌な時は嫌なものです。
親が答えたり書き込んだ後に、先生のようになって分かりやすく解説をしてみたりやり方を教えてあげることで、子供に「次はやってみよう」と思わせることも大切な事。
全ての問題を子供が答えるのが良いのではなく、教材を通して学ぶことの楽しさを体験していくことが最も重要な事です。
3、出来ない問題を後回しにする
出来ない・分からない問題を無理にやらせるよりも、飛ばして後回しにするのも良いと思います。
後回しは決して良くないことではありません。
どんどん教材を進めていくうちに、できないと思っていた問題もできるようになることもあります。できる喜びや自分でやった体験は重要な事ですが、できない問題で止まってしまうのはあまり良いとは思えません。
「全部やらなければ」という考えは捨てて、できるところをできる範囲内で取り組むスタンスが良いのではないでしょうか。
3つのやり方を提案してみましたが、各々の家庭において環境や取り組み方が違うと思いますので、その家庭のやり方・接し方でやっていきましょう。要は子供が楽しく学べることを考えた対応が望ましいと思います。