子供の就寝時間について
<子供の就寝時間について>
先日、環境省から「3歳児の7%が睡眠不足」というような発表がありました。
全国10万人の親子を対象にしている調査結果で、夜10時以降に就寝をする子供が、1歳児で13%、3歳児で29%いるそうです。
環境省では5歳以下の子供については1日の睡眠時間が10時間~13時間程度が適切だとしています。
睡眠と発育への閉胸は切っても切り離せないほど密接な関係にあります。年末年始で生活のリズムが崩れたご家庭もあると思いますが、規則正しい生活を送ることが子供の成長には欠かせません。
体調を崩しやすい時期ですので、子供の生活リズムを一度しっかりと考えてみましょう。
「早寝、早起き」よりも「早起き、早寝」
よく「早寝・早起き」といいますが、子供に「早く寝なさい!」といったところでなかなか寝付くことができないものです。夜型の生活になっていると、なおさら早寝をすることが難しくなります。
そういった場合は、まずは早起きをする習慣を身につけていくと朝方の生活に慣れて夜早く眠ることができるようになります。
幼稚園・保育園のある日はもちろんですが、お休みの日もちゃんと朝早く起きるようにして生活のリズムを作っていきましょう。
小学校に入学すれば今よりも早く起きなければいけませんので、長い目で見ても早起きをする習慣、一人で起きる習慣を身につけることは大切な事です。
早起きが習慣になると、しっかりと早寝ができるようになっていきます。睡眠時間をちゃんと確保して「早起き、早寝」を心掛けてみましょう。
健やかな成長には睡眠が必要不可欠
小児の睡眠不足や睡眠障害が持続すると、肥満や生活習慣病(糖尿病・高血圧)、うつ病などの発症率を高めたり症状を増悪させたりする危険性があります。適切に対処していくには「早起き・早寝」という基本的な生活習慣から見直すことが必要です。
(子どもの睡眠-e-ヘルスネット-より)
睡眠不足になると成長・体にとって大きな影響を及ぼす可能性があります。
また、体だけでなく心や学力にも影響があります。睡眠時間が短く十分な睡眠がとれていなければ学力も向上しづらくなりますし、何よりも心身ともに健康な生活を送ることができなくなってきます。
幼児期からその習慣を大切にしていくことで、小学校へ進学しても規則正しい生活を維持していくことができるようになります。家庭環境等で難しい場合もあると思いますが、子供の将来を考えて睡眠についてしっかり考えていくことをおすすめいたします。