学習に対しての罰則よりも褒めて伸ばそう!
<学習に対しての罰則よりも褒めて伸ばそう!>
幼児期は集中力が長く続くはずもなく、通信教育をはじめたとしても毎日やることができなかったり、気持ちを入れて取り組んだりすることが困難な場合が多々あります。
言い換えれば、計画通り・思い通りに進むことのほうが難しいのです。
これを基本として進めていかなければいけないと思います。
思い通りに進めようとするあまり子供に負担をかけるのではなく、楽しみながら長いスパンでみていくスタンスで取り組むことが大切です。
学習への罰則は子供のやる気の減退につながります
「ちゃんと計画通りにやらない」「昨日できたことが今日はできない」「自分で言ったことなのにできていない」、学習面だけでなく日々の生活でも同じようなことがあると思います。
この時に、「出来ていないから今日はおやつは抜き!」などのいわゆる「罰」を与えることは子供のやる気の減退につながることだと思います。意欲や自己肯定感の低下にもなるでしょう。
幼児期は毎日が100点です。
何かができるようになったり成長を感じればそれだけで110点・120点になります。そして出来たことをほめて伸ばしていくことが大切な事。
ほめたら調子に乗るから・・・、と思っている方も多いと思いますが、大いに調子に乗らせてあげることでどんどん子供の力は伸びていくものではないでしょうか。
「罰」ではなく「褒める」を基本とした取り組みが幼児教育の根底になければいけないと思います。
間違いは良いこと!
1回や2回間違えたところで何も問題ありません。間違いは単なる次へのステップになるだけです。
大人になるまで間違いをしないで育った人は誰一人としていません。間違えてこそ知ることがありますし、間違えたから自分で考える力が生まれてくるのです。
そう考えると間違えたから「罰」は軽率ですよね。
間違えた時こそチャレンジしたことを褒め、その過程を褒め、一緒に考えたり問題点を改善していくことで前を向き物事に取り組むことができるようになるでしょう。
もちろん、生活の中でちゃんと叱らなければいけないケースもあります。その場合でも「罰」を与えるのではなく、子供の意見や考えを聞き尊重したうえで、子供が理解できるような叱り方を心掛けていきましょう。
楽しく学ぶことが幼児教育の基本!
幼児期はいっぱい遊んで楽しく生活していくことが様々な力の種となります。
幼児教材などを利用した学習でも、楽しく取り組み好奇心・興味を広げ、自分の力でチャレンジしていく力を引き出していくことが基本です。
どうしたら楽しく学ぶことができるのか、どのように声を掛けたら自発的な学びを促すことができるのか、そういったあたりを考えて家庭での学習環境をつくってみましょう。
「楽しく学ぶ」というと楽観的な感じもすると思いますが、詰込み型で教え込む学習よりも、自分の力で考えて前向きな姿勢で学んでいくことができることのほうが大切だと感じませんか?。幼児期は学びの土台をつくる時期です。他の子供と比べて「あの子よりもできている」という優越感よりも、その子自身が将来的にしっかりと伸びていく土台・基礎をつくることのほうが大切な事です。
土台・基礎は楽しい学びから生まれる様々な力の種であり、褒めて伸ばしていくことができるものではないでしょうか。