これから求められる力
<これから求められる力>
2020年度に新学習指導要領になり、今までの教育方針とは違う教育改革がおこなわれます。
すでに小学校で外国語活動がスタートしていますが、小学5年生から英語の教科化、3年生からの外国語活動スタートなど、英語教育だけではなくグローバル社会になり求められる力も大きく変わってきています。
幼児期の子供たちはこれから義務教育がスタートして教育課程へと進んでいきます。
これから教育に求められる力はどんなものなのかを確認してみましょう。
教育で求められる力
それではいくつかの視点から求められている力を考えてみたいと思います。
・自ら考え、表現して、判断する力
今までの教育はどちらかといえば「知識・技能」に大きなウエイトが占められていました。学習したことがどれだけ定着しているかが判断基準となり、何を理解して何ができるかということに重きが置かれています。
新学習指導要領では、この「知識・技能」だけではなく、「思考力・判断力・表現力」などの力が求められます。
何を理解しているのかに加え、知識や技能を活用する力など考える力を育成していくことが求められるのです。
これまでの知識を生かしてどう使いこなし問題解決に結び付けていくかが大切になります。
・主体的・能動的な学び
現行では学校の先生が授業を進めて、黒板に書いたことを子供たちがノートにとったり教員の一方的な授業が主になっています。
今後は子供自身が主体的・能動的に授業に参加するスタイルになり、主体的で対話的なアクティブラーニングが取り入れられます。
グループワーク、ディスカッション、ディベート、体験学習、調査学習、発見学習、問題解決学習など、自ら考えて自分から勉強に向かう姿勢を大切にした授業になる。
社会で活躍できる資質・能力を育成する為の主体的・能動的な学びを大切にしています。
・受験・入試も変わります
高校受験では、これまでの知識量を問う問題から「自分で考える力」「知識を生かし活用する力」なども問う問題も重視されるようになります。
大学受験でも思考力・判断力・表現力が求められる問題になり、記述問題が導入されたり英語でも「読む、聞く、書く、話す」の4技能で評価されるようになります。
知識量重視の教育よりも、自ら考えて知識をどう活用していくかを重視した教育へと変わっていくと予想されます。
幼児期からできることは?
では幼児期のうちからできること、取り組んでおきたいことを考えてみます。
★ 考える楽しさを大切にする
「なぜそうなるのか?」「どうしてか?」などの自分なりの考えることを楽しむような学びをしていきましょう。「考える力」は将来伸びていくための源となり、豊かな発想力や表現力を生み出してくれます。
★ 自信を伸ばす
「できる!」「分かる!」という小さな成功体験を積み重ねて自信を身につけていきましょう。自己肯定感を生み出すことにもつながり、率先して自発的な行動をやチャレンジする力へとつながっていきます。
★ 自ら学ぶ姿勢
言われてやるのではなく自分から学ぶことができる力の育成を進めていきましょう。学ぶことに楽しさを体感したり、褒めて伸ばしてあげたり、無理強いをしないで好奇心や興味の幅を広げていくと良いのではないでしょうか。
通信教育では、こういった学びにシフトしている教材が多いので、教材を活用して楽しい学びをはじめてみましょう。