【入学準備】勉強・学習編
<【入学準備】勉強・学習編>
小学校入学を控えた年長さん。
生活面について前回紹介しましたが今回は勉強・学習編としてこれから本格的に授業が始まる小学校の準備をしておきたいことを考えていきます。
とはいえ、1年生は「ひらがな」の読み書き、「すうじ」の概念や読みなど基本的な学習からスタートするので無理をして幼児期に詰め込む必要はありません。
入学準備としては、勉強に向かう姿勢や意識などを中心に考え、そのうえで国語・算数の基礎を身につけていくような取り組みが望ましいと思います。
入学前に準備をしておきたい5つのこと
元も子もありませんが、基本的に「何もしなくても」学習面・勉強面に関しては問題ありません。小学校から学校教育がスタートしてはじめの一歩を踏み出すわけですから、1日入学のときにも「元気に学校に来てください」「来年小学校にくるの楽しみにしているよ」ぐらいで、「○○をしてきて下さい」とは言われないと思います。
しかし、やはりある程度の準備は必要です。
ここでの”準備”とは、これからの学校生活や勉強をスムーズに負担なく進めるための準備だと思ってください。
話しを聞く力
先生の話を聞く力を育てておくと良いでしょう。人の話をしっかりと聞く習慣はこれからの授業だけでなく学校生活でとても大切です。先生が言ったことをしっかり聞いて行動ができるようにしておくことで、学校生活にもスムーズに順応することができるようになります。
時間感覚・時計の読み
学校では授業時間が決められており基本的には自分の机に向かって授業を受けることになります。行動も5分・10分の単位で時間通りに進めていく必要があるので、時間の感覚や時計の読みなどは身につけておいたほうがいいでしょう。
「ひらがな」の読み書き
正直、ある程度「ひらがな」の読み書きはできていたほうがいいと思います。周りのお友達が読めるのに自分だけわからなければそれだけで出遅れを感じることもあると思いますし、小学校の勉強にスムーズに入っていくためにも必要な力だと思います。また持ち物やおたよりなどすぐに「ひらがな」は必要になります。「にゅうがくおめでとう」や机の自分の名前の読み書きぐらいの力のは必要ではないでしょうか。
1ケタの数字の読み書き・数え
1~9の数を数えたり読み書きができていると算数にもスムーズに入っていくことができます。できれば数の合成・分解なども取り組んでおくと良いでしょう。お菓子を分けたり、おはじきなどを使って合成・分解したりしながら慣れていこう。
机に向かう習慣づくり
小学校では宿題があります。毎日机に向かう習慣づくりを幼児期から進めておくことで、自然に学校から帰ってきたら勉強をする環境をつくっておきましょう。1日10分程度でいいので、入学までの期間を利用して教材などに取り組んでみると良いと思います。
5つの観点より入学準備について考えてみました。
もちろんすべてを完璧にすることはなかなか難しいかもしれませんが、手を付けないのと少しでも取り組むでは大きく違います。
小学校の学びへの準備を進め、生活面も含めて不安なく小学校進学ができるようにしていきましょう。