シール遊びで巧緻性を育てる
<シール遊びで巧緻性を育てる>
手指の巧緻性(こうちせい)は幼児教育においてとても大切な事。
巧緻性を発達させていくことは単に手指が上手に使えたり細かい作業ができるようになるだけではなく、脳への刺激を与えて発達への影響もあるといわれています。
以前『手指の巧緻性について考えてみよう』という記事にも書きましたが「人間の手は外部の脳」といわれており、巧緻性を発達させるということは幼児期の成長においてとても大切な事なのです。
上記の記事にも様々な取り組み方や手指を使った遊びなどを紹介しましたが、今回は子供が大好きな「シール」で手指の巧緻性を伸ばしていくことを考えてみたいと思います。
子供はシールが大好き!
ここにもペタペタ、あそこにもペタペタ、子供がシールを手にすると意外なほど集中してシールを貼っている光景を目にした方も多いと思います。「あれ!?こんなとこにも・・・」なんて経験をした方も多いのではないでしょうか。
はじめはシールを台紙からはがすことができなかった子供でも、手指を上手に使って自分ではがせるようになればシールを貼ることが楽しくて仕方ありません。
手にべたべたとシールののり面がついて上手に晴れなくても、自分で考えて上手にはる方法を子供は見つけ出します。
シール遊びは一人でも遊ぶことができるだけでなく、自分で考えて手指を使うコツを覚えていく最適な遊びだと思います。
シールと台紙を用意
シール遊びをするには当然シールを手に入れなければいけませんが、下記のような100円ショップで購入できる事務用のカラーシールやラベルシールでも問題ありません。
事務用のシールのメリットは、
・はがしやすいのでスムーズにシール遊びができる
・量が多く安いので経済的な負担が少ない
・様々な色があるので見た目にも楽しい
キャラクターものや図柄のあるシールがあればそれでも良いと思いますし、要はシールであればなんでも子供は遊びに使います。
台紙として「お絵かき帳」「落書き帳」などを用意すれば、家がシールまみれになることもありませんし、自分が貼ったものをそのままとっておくことができるのでおすすめです。
通信教育でシール貼り
通信教育のなかには、毎月シールシートがあり学習のなかにシール貼りを組み込んでいる教材があります。
枠の中に上手に貼ることや、上下左右を正しく貼る作業を通して手指の巧緻性を育てるだけでなく、集中力や再現力などの力を伸ばしていくことができます。
<シール貼りができる通信教育例>
・『Z会 幼児コース』
・『ぷちドラゼミ』
・『幼児ポピー「ポピっこ」』
・『こどもちゃれんじ』
シール貼りを目的をもって楽しく取り組めるので、通信教育を利用したシール貼りの訓練はとってもおすすめできます。